「まだデモとか官邸前とかいってるのが?」
「可能な限りいってるっすよ」
「我々のためにもがんばってくれ!みんなにもそう言ってくれ!」
「再稼働とが、ふざげだこと、いってんじゃねえか?」
「おまげに原発輸出?その国の子供たちがかわいそうだ」
てな会話。
そーだ聞くことあったんだ!
「こっちって四号機の情報、どーなってるかわかります?オレの友達結構気にしてんですけど」
「それはな‥わがんねんだ。多分どーにもなってねぇ。情報統制されててわがんねーしな。。東電のいってることなんかまったく信用できねぇしな」
避難のお手伝いが終わったら、六角にもどりこんな会話をしていた。
事態は相変わらずなんだ。いや、悪化しているのかもしんない。
復興なんて幻想だ。
仮設の期限は三年間。もーすぐみんな追い出されちまう。なんとかのばして8月には出て行かなきゃならなきゃ。足の不自由なおばあちゃん、津波で家族を失って独りになってしまったおじいちゃん。残っているのはほとんど高齢者。
「一生ここで暮らすのか。。こんなとこで死んでゆくのか。と思うとなんどもなぁぁやるせないよな」
空前の規模の大災害がおきたんだ。それを決まりだからって、こんな残酷に扱っていいの?いいわけねぇだろ!
経済目的で再稼働?
なに?このごにおよんで、まだ金?
そんなに金が欲しいわけ?
まだデフレ脱却とか夢見てんの?
アベノミクスの効果?そんなプロパガンダに踊らされてんの?めでたいね!
ばかぢゃねーの?
六角のおとなりにあるリサイクルショップ「エポック」に顔を出す。おネェさんとはなす。
「じょせん作業員が今月だけで千人来ているの。中には本当に困窮してくる人がいて、窃盗だとか、原町駅前で当たり屋なんかいたのよ。県外からきたひとたちなんだけど、みんながみんな悪いわけではないけれどね」
南相馬でみんな必死に生きているってのに、さらに当たり屋なんかして金ふんだくろうなんて、いったいどーゆーことなのよ?そんな輩は殲滅してやりたいね!
どーりでデコスケ多いわけだな。原町はそこらぢゅうパトカークルクル回ってる。
もんちゃんの鎖を買いにいったオトジローも後つけられてたんだ。まぁ疑われてもしょーがねーよーなルックス?見かけで判断するのは権力の特徴だな。
けんさんの仕事場にいっても同んなじ話。じょせんに金かけるくらいなら、避難に、補償に使って欲しいってさ。ほんとそーだよね。現地の雇用?ただでさえ日々被ばくしてんのに、じょせんでさらに被ばくさせたいわけ?しかも作業員はほとんど県外からきた野宿者、失業者。ピンハネされてまともな賃金もらえてない。現地で聞いた、本当のはなしだよ。
ポニー牧場に移動する。ここはかつて子供たちが共同生活しながら、いろんなことを学んだ場所。
「ここにいた子供たちはバカかりこうしかいねぇんすよ。で、社会に出て立派にやって行ってるやつはほとんどバカな子たちなんですよ」
けんさんは昔からここの子供たちに関わってきていたんだ。思い出の場所。それが原発のせいで今は閉鎖されてしまった。さみしそうなけんさん。詳しくは過去の投稿見て欲しいんだけど、やっぱり思い入れはハンパぢゃないんだな。
でもね、俺たちみたいなボランティアのために、宿泊できるよう、整備してくれているの。ライブでもなんでも使って欲しいって!やるしかねーよね!
そうそう、小高にこんな石碑があったの。書いてあることは「東北電力のおかげでここに施設がてきるはずだった云々」まったくいみがわかんねー
。てっきり慰霊碑かとおもったら全然違うの。Sさんと大留さん曰く
「あそこにな、東北電力が原発。建てるよていだったんだよ。建たなくてよかった。周りは見ての通り津波でめちゃくちゃだからな」
「地主さんの中に二人、反対した人がいて結局あきらめたらしいけど、ほんとよかったな」
マジか!そのお二方に感謝!
ってか、二人でも原発立地を跳ね返せるわけぢゃん??おーっと!俺たちやってることもムダぢゃねーってこと!
けんさんとお別れ。帰りはいつもさみしい。南相馬の人たち、他の被災地で出会った人たち、みんな優しい。いつも俺たちみたいな輩を歓迎してもてなしてくれる。だから帰りの車ん中ではあんまりしんみりしないよーに歌っちゃう。
オトジローから山ちゃんに運転代わったら、助手席オキュパイしてYUKI. Judy and Mary. Yui熱唱!
これで今回のレポは終わりだよ。
また来るぜ南相馬!
また会いにゆくね!
なんせやりたがりの俺。
オトジローもヤマちゃんも運転お疲れ!
DJ TakuもSちゃんもみんな本気で動いたねー!
疲れちゃいない。充足感しかない。
支援?ボランティア?なんでもいーや!
南相馬に通うのやめらんない!
暖かい人たち。大切な仲間。大大自然。
放射能さえなければ‥ってもちろん思うけど、それを超えて得るものがあるんだもの!!
現実を直視するチャンス!
バンちゃんにもせいちゃんにも出会えたし、未曾有の大災害を逆手にとって、この繋がりを楽しむしか道はない!
なんとでも言ってくれ!
乗りかかったなんとやら。この関係性は死ぬまでオレの宝物!
それではみなさん‥おおっと、その前にMoon Stepによって、心を寄せてエールを送り続けてくれるさとちゃんに報告しなきや!
ぢゃーね!みんな!元気で!読んでくれてありがとー!
あとWarhead!次回必ずせいちゃんに届けるぜ!!気持ちも一緒に持ってくぜ!!ネバラタイ!!
オヤスミー!