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Protest and Survive by Yokkos 3日目

ヨッコス訪韓3日目レポだよ☆余談だけど、実は訪韓直前に風邪を引いちゃったよ(汗)ヨッコス滅多に風邪は引かないんだけど、一度引くと結構長引いたりするからちょっと悪い予感はしてたんだけど、見事に的中…起きたら熱で頭がボーっとするの。まぁそんな状態で前半2日間普通に呑んだからってのもあるかもしれんけど(笑)

この日はまず訪韓団と民主労総の理念交流って事で、午前中から訪韓団全員で民主労総の本部に行ってきました♪交流っつってもアレっすよ、酒飲んで飯食って騒いで〜…みたいのじゃないんでそこは念の為断っておくね、ラッコス(笑)いやもちろん食事会とかもあったんだけどメインとしては、韓国に於ける新自由主義政策…とりわけアジア通貨危機を発端としたプライバタイゼーションに関しての歴史的推移と、それに労組がどう対応している/してきたかってのを資料を参照しながら民主労総の方々に解説して頂くってのがあって、続いてはこちらが日本の情勢をって感じなんで、どちらかといえば報告会、学習会的なものと考えてもらえれば☆

前日、前々日のレポでも軽く触れたけど、朝鮮半島は日帝の植民地主義による支配や、米帝、資本主義陣営と東側陣営の紛争に巻き込まれたあげく、2つの国家に分断されてしまったよ。その一方が大韓民国なわけだけど、無論それによって朝鮮の人々があらゆる植民地主義的な抑圧から解放されたわけでもなければ、資本による強搾取が終焉を迎えたわけでは断じてない事は皆も知っての通り。韓国では分断以降いくつかの政治体制を経て、朴正煕政権による軍事独裁体制へと移行するんだけど、これは経済的にはいわゆる開発独裁と言われるもので、一言で言えば自国の経済発展の為に独裁を行う、及びその発展の成果を人民に分配する事で独裁を正当化する体制の事だよ。国家としては西側陣営である韓国の場合、それは国家成立と同時に、国が資本蓄積の主体として登場した事をも意味するんだけど、この韓国の開発独裁では発足以降、公共部門の産業が重点的に拡大されてきた。これは一見妥当な事のように思えるが、事はそう単純じゃない。何故ならばその拡大は階級闘争による成果ではなく、あくまで独裁によって「同意のプロセスが無視」されたものとしての、また「社会的必要性」の認識の敷衍が不問に付されたものとしての拡大だからだ。結果それは民衆の公共部門に対する否定的見解を形成する社会心理的条件として作用し、 後のアジア通貨危機以降の構造調整の際に、 公共部門の「民営化」を正当化する要因となってしまったんだ。

今回の学習会はこの開発独裁体制以降、開放経済への移行を経て行く中でどのようにして新自由主義が導入されていったのか、またそれはどのような事態をもたらし、そして現在はどうなっているのかというのが明快かつ詳細に理解できるように構成されていて、それがわかると民主労総の闘争もなるほど!って感じでヨッコス的には納得の内容だった♪アジア通貨危機以降、韓国では現在にも渡って構造調整が行われてて、ついには医療や福祉部門も民営化、もう民営化の嵐。これはもちろん韓国に限った話ではなくて、アジア、ヨーロッパ全土に渡って同じような事が起きてるよ。日本の場合は旧国鉄の分割・民営化が公共部門の構造調整の先駆であるとされてるね。ここでこの「民営化」を含む構造調整、そこに至るプロセスってどうなってんの?って思う人が居ると思うんだけど、それに深く関係…っていうか言ってしまえば諸悪の根源的存在であるのが悪名高いIMF・世銀だよ☆IMFは景気が悪化したとされるあちこちの国に救済・融資の条件として緊縮を強要しているんだ。緊縮って例えば何?ってのをちょこっとあげると、それは歳出削減とか、増税とか、年金や生活保護等の社会保障費、賃金の削減etc…公的企業の民営化もその1つだよ。で、国としては何としても金借りたいもんだから、IMFが緊縮を促すと必然的に国家は構造調整に踏み切る。この構造調整はマクロ経済の安定の為とかなんとか言えば一見聞こえはよくて、「経済を回さないと」とか宣っちゃう頑張れニッポン系ホワイトカラーさんなんかはガチでそれを信じちゃってるきらいがあるけど、民営化の際の大量首切り等に象徴されるように、それは資本の利潤確保の為でしかないし、またその為の効率の追求、疎外を正当化するものでしかないんだよね。で、そのしわ寄せは誰に来るかってのは、もう言うまでもないよね(汗)民営化ってのは一言で言うと公共財の所有権を民間に移転する事を指すんだけど、「収益の私有化、損失の社会化」なんて表現にはそれが如実に表れているよね。

この「構造調整の現状」以外にも沢山貴重で有意義な現地の話を聞けたから本当はそれを全部載せたいぐらいなんだけど、ちょっとそれはぼくの体力的に無理だからまたの機会に!ごめんなさい(笑)

交流会が終わった後は、おなじみゴンベ君と合流してまた町をたむろ☆で、とある商店街というか市場みたいな所があったんだけどこれがまた何とも素晴らしいオールドスクールダウンタウンで、東京で言うと上野とか浅草にも通ずるような感じかな?あーなんかそういえば夏に言った沖縄の某市場にもどことなく似てたかも☆次韓国来た時もまた来ようと思ってるんだけど、ゴンベ情報によるとあと数年したらここは解体されちゃうんだって…それを聞いて真っ先に、前回のレポで次に回すねって言った部落の件を思い浮かべたわけ。何で無くなるの?って聞いたらゴンベはちょっと抽象的というか曖昧に「ここを快く思ってない人たちが、ここは必要ないと言い出したのを皮切りに」みたいに言ったから、そこでぼくが「うーん、快く思ってない人っていうのはつまり、多数派と呼ばれる人たちとか、経済的に豊かな人たち?」と問うたら「まあそうだと思って間違いないよ。ここはいわゆるゲットーと呼ばれるような所」って。日本で言う非差別部落みたいな所は韓国にもあるって話をこの日以前に彼とはしてて、ここがそれに該当するのかまではちょっと聞けなかったんだけど、そこの一角だけ他の近辺とはまるで断絶されてるかのように景観が違ったから、そうなのかもしれない。景観が違うっていうのは単純にそれは住環境が周辺他地区に比べて整備されていないって事で、そこを見て私が異様な場所であると思うとか、貧しい事を批判してるとかじゃないよ。住環境が整備されていないって事は、戦後部落解放運動等に鑑みれば、それは差別されている事の露骨な表れだったり、立ち退きや追い出しへの抵抗の表れでもあるって事から僕はそこがそういう地区なのかもと思うに至ったって事なんだけど、うーんうまく説明できないな(汗)

日本でも若者が集まる有名な繁華街をちょっと進んでいくと所謂「ドヤ」があったりするし、その繁華街そのものがかつては歴史的に差別を受けてきた所だったりするよ。その場合どうしてそれが繁華街になってしまったのかって所がまた重要でもあって、それは先述したジェントリフィケーションが強行された結果であると同時に、それは抵抗する民衆への弾圧、組織破壊攻撃でもあったという側面を見落としてはならないよね。決してそこに古くからいた人たちが望んだ結果ではないよ。私含めた今の若い人の多くは部落や部落差別そのもの自体の概要を知らなかったりするという事がままあって、例えば偶然なんかの折に狭山に行ってもそこを「穢れた土地」などとは思わないかもしれない。そういう側面ばっかりを持ち上げて「部落差別は既に解消された」なんて言う人もいたりするけど、それは大きな間違いであって、そういう発想自体が既に、運動が徹底的に潰され分断が仕掛けられてきた事の表れでしかないよ。差別者もそれを利用する資本も次々手口を変えるのは言わずもがなだし、現在の延命新自由主義政策の渦中に於いて部落の解体、貧困層の人々が居住する地区への再開発といった攻撃はそうした新たな差別として猛威を奮っているし、それらが隠蔽されている/人々が無関心である事と、原発を維持する為に無数の労働者が都市居住者の生活の為に多重下請けという強搾取の中、被ばく労働に従事させられてきたという構造もまた長らく隠蔽されてきたという事実は大いに関係があるとヨッコスは思うよ。繁栄の裏には常にその犠牲となり、人柱とされてきた存在があるし、それは巧妙に隠蔽されているという事、そして私たちもある側面に於いてはその加害者でもあるという事実にきちんと向き合わねばダメだよね。

今回はやはりメインとしては韓国の労働運動を…って名目で赴いたわけではあるんだけど、一日目の冒頭に記したように、この4日間の至る所、あらゆる状況でそうした帝国主義下での分断、破壊、搾取、加害/被害の構造、現実を痛感したからこそ、一見本旨とは関係ないような事でも全て記す事にしてるから記事が随分長くなっちゃってるかもしれないけど、皆にも是非知って欲しい事だから面倒でも最後まで読んでくれると嬉しいよ☆

んで、歩いてくうちに今度はまたちょっと繁華街的な所に入った。そこは東京で例えるなら新宿的とも言えるし、中野のようだとも言える感じだった。で明日でぼく帰らなきゃいけないから、今日はがっつり呑みたいな〜(毎日がっつり呑んでたわけだが(苦笑))なんてゴンベに言ったら、多分韓国にしかないスタイルのバーがあるからそこに行こうって連れてってくれた☆それは「ビアマート」っていう形式らしく、世界各国のビール(もちそれ以外もあり!)が陳列されてんの。そこから好きなのを席に持ってって会計は後でまとめてって感じ。でここがミソなんだけど、つまみとかは自由に外から持ち込めるんだよね。日本で飲むとなるとどうしても居酒屋偏重になりがちで、そこで屢々起こるトラブルに関してはぼくもう辟易してるんだけど…まぁそれはそれでまた何か書くよ。少人数でならたまにBARとか行ったりもあるけど、どうしてもパンクスの経済感覚だと高いでしょ(笑)その点、このビアマートはつまみは持参出来るし、飲み物もそんなに金額上乗せされてなかったりで気兼ねなくDrunk Punkに集中出来るというわけ。ってな訳で近くのお店で大量のスナック菓子を買い込んで突入したよ♪うん、照明も暗め&他の客もどんちゃん騒ぎとは対称的な感じで、騒がしい飲み屋が苦手(ライブハウスとか音鳴る場所は好きよ☆)なヨッコス的には過ごしやすい場所だった。と、ちょっと肯定的に書き過ぎた感あるけど、利用する側に取っての便利さの裏には大抵犠牲が付き物…ってのは先述した事からも明らかで、そういう場所ではやはりそこの労働者が非常な劣悪な条件のもとで働かされている事も多いにあり得るわけで…例えばここの場合でいったら、そういう飲み屋の形式(労働強度が低いから云々)にかこつけた人減らしが公然とまかり通っているかもしれないし、どこで何をして何を提供されるにせよ、そこの労働者への感謝や気遣いを怠ってはダメだよね。労働問題についての集会をやった後の交流会の会場で、その参加者がその居酒屋の労働者へ横柄な態度を〜なんて話を小耳に挟む事もあるけど、そういう日常での振る舞いや感覚に階級制が表れるってのは全くその通りだとヨッコスは思うし、常に自分が問われている事の自覚、また自らを積極的に問い続ける事が不可欠なんだよね。

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そう自戒しつつも、やはりこの日、翌日の日中を最後に韓国を発たなきゃいけなかったって事からの名残惜しさもあって話は尽きなかったし、酒もしこたま飲んだ☆だって、幾ら韓国ー日本間が他国に比べて旅費が安くて会える機会に恵まれているからって、お互いまた会える保証はどこにもないわけでしょ?パンクであるって事は多少なりともそういう可能性と常に隣り合わせでもあると僕は思ってて。そういう絶望の中で、またそうであるが故にそのひと時を存分に噛み締めるんだっていう一種の身体感覚的なものも僕は沢山のパンクの友人から教わったから、実は酒も弱いし極度の出不精で引きこもりがちでもしかしたら自分コミュ障かも?って思ったりもする自分だけど、この時ばかりはその僅かな時間でどんだけ楽しめるかってのに思考が傾きがちだったりしてて、それはある種の旅特有のプラセボに過ぎないのかもしれないけど、それも含めて記録に残しておきたいという思いもあり。だから敢えて読み手が全く期待してないであろうどうでも良い事でも書いたよ(笑)投稿が大幅に遅れてしまって本当に申し訳ないけど、一応翌日分を最後に今回の訪韓レポは完結なんで、最後までもう少しよろしくね♪

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